高齢犬に5cm超えの腫瘍が!手術しない選択をした私の体験談【前編】

chihuahua
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我が家の13歳の高齢犬のチワワ(♀)に5cmを超える
大きな腫瘍が見つかってしまいした!

癌なの?検査 費用は?手術費用っていくら掛かるの?
犬の腫瘍に抗がん剤って効果ある?値段は?余命は?

次々と浮かぶ疑問、思いがけない診断にパニックになる私達。

今日は高齢犬に5cm超えの腫瘍が見つかった私達が
手術しない選択をした体験談をお伝えします。

あくまでも『私が』獣医さんとの相談のもと、
考えて下した決断ですので、参考程度に聞いて頂けたらと思います。

高齢犬に5cm超えの腫瘍が!手術しない選択をした私の体験談【後編】
我が家の13歳の高齢犬のチワワ(♀)に5cmを超える大きな腫瘍が見つかり、麻酔のリスクが高いから手術も難しいということで、クオリティ・オブ・ライフを考え、その都度対処療法を行いながら、自宅で変わりない生活を送っていこう!と決めた私達。 それでもその考えを押し通して良かったのかな?とか、もしかしたら手術を強行していたら奇跡的に良い方向に進んだのではないだろうか?とか思いがクルクル変わって、苦しかった・・・。 そんな決断の日々を、あの日から1年経った今、振り返ります。 あくまでも『私が』獣医さんとの相談のもと、考えて下した決断ですので、参考程度に聞いて頂けたらと思います。
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【最初にもう書いちゃう この記事のまとめ】

➡ 13歳の高齢犬のチワワ(♀)に5cmを超える大きな腫瘍が見つかった

➡ 腫瘍はエコー検査でわかった

➡ 検査の費用は病院によって全く違うが
私の場合は、エコー代2,000円・血液検査6,500円・
レントゲン3,000円・CT58,000円位かかった。

➡ 手術費用は30万円は超えると言われた(40万円位?)

➡ 犬にも抗癌剤治療はあって、一定の効果もある

➡ 犬の抗癌剤治療は手術と同じくらいの値段がかかる

➡ 腫瘍はどんどん大きくなって破裂してしまう可能性がある
(最悪死んでしまう)

➡ 手術ができるのか?ガンなのか?転移しているのか?は
CTやMRIなどの検査をしないとはっきりしないが
その検査をしてもわからない場合がある

➡ 犬の腫瘍の余命はわんこそれぞれで一概には言えないが、
うちの犬の場合、そう遠くないだろうと言われる

➡ 年齢と検査結果から手術はできない可能性が高いと告げられる

➡ 手術はせず、痛みが出た場合などの対処療法だけ行い、
自宅でいつも通りの生活をすることを決断する

高齢犬に5cm超えの腫瘍が!

13歳になるうちのチワワ(女の子)。

多少、毛質が脂っぽかったり、
季節の変わり目にお腹の調子が悪くなったりと
小さな出来事で病院に行くことはあっても
大きな病気にもかからず、よく食べよく寝る良い子ちゃん。

小型犬だし、検査も定期的にしていてどこも悪い数字もないから
このまま足腰が弱りつつも、そこそこ元気に長生きしてくれるんだろうなぁ
って思っていた私達。

13歳が高齢だとはちっとも思っていなくて
なんならまだまだ若い位に思っていた私達に
ある日、本当に突然、びっくりするような悪夢のような出来事が起こりました。

ご飯大好きな子が最近ご飯をあんまり食べないねぇ
ということで病院に行って検査を受けた所、
5cmを超える大きな腫瘍ができていると言うではないですか。

血液検査もエコー検査もほんの1週間前にしたばかり。

ちょっと肝臓の値が良くなくて
胆泥症(たんでいしょう)の治療をして
体調は回復してきていたのに。

なんでなんでなんで!と大パニック。

しかもエコーで見ただけでも5cmは優に超えてるらしく、
体重3kgもない小さなチワワのお腹に、この大きさ。

明らかに良性の腫瘍ではない感がひしひしと伝わって来ます。

先生は「すぐにでも大学病院でCTを撮って下さい」と言って
すぐさま、大学病院への診察が決まりました。

数日前にエコーで見てもらって何も異常はなかったのに
1週間後の検査で5cmは優に超える腫瘍なんてウソでしょ?

最愛のわんこに腫瘍があるなんて
なにかの間違いに違いないと思いつつ、
なんの心の準備もないままに流れるように
大学病院での検査が決まっていきました。

私達はそんな言葉を待っていたんじゃない、
「良くなってますね」って獣医さんに言われるだろう
って思いで行ったのに、告げられた重い宣告。

しかも事態はかなり深刻っぽい。

5cm超えの腫瘍の検査のために大学病院へ行く

かかりつけの病院にはCTやMRIなどの検査機器はないということで、
鹿児島大学共同獣医学部附属動物病院に紹介されて行くことに。

今は大体どこの病院も、手に負えない重病の犬猫や
複雑な検査などが必要な場合には、鹿大の動物病院を紹介するのだそうです。

しかもかなりその数は多いらしく、すぐに診察はできないのだとか。

うちの場合も1週間近く待たされました。

で今回は、MRIではなくCT検査をする予定となっていました。

しかも高齢の為なのか?何度も麻酔はかけられないということで、
まずは麻酔をしないでCTを撮ることに。

でもおとなしく撮らせてくれないとうまく検査できないそうで
麻酔をして検査をするか?もう検査をしないかになるそう。

お利口に麻酔無しで撮らせてくれ・・・と祈りながら待つこと1時間弱。

元気に私達のもとに帰ってきてくれたチワワは、
お利口に大人しくCTが撮れたようで、
かわいい頭蓋骨がちゃんと写っていてかわいい♪

でも検査結果は予想していたよりも遥かに悪いものでした。

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高齢チワワの腫瘍 検査の結果は?

鹿大ではパソコンの画面を見ながら
親切・丁寧に、検査の結果から導き出される今の状況と
これからの治療方針を説明してくれました。

結果を箇条書きにしてみると

➡ 腹部に5cmを超えている腫瘍が2つある

➡ 腫瘍はどこの臓器にもくっついていない、独立している

➡ 腫瘍は急激に大きくなっていることからもガンの可能性が
限りなく高い

➡ 肝臓に転移している可能性も高い

➡ この大きさだからいつ腫瘍が破裂してもおかしくない

➡ 正直、CT検査だけではわからないことが多く、
もっと詳細に知るためにはMRI検査が必要になってくる

➡ 麻酔に耐えられる状態かMRI検査をしてみないとわからないが
多分、できない方が強い

➡ 実際の所は開腹手術をしてみなければわからない

と、もう散々な結果。

しかも「麻酔に耐えられないっぽい」と言いつつ、
詳しくは【麻酔が必須】なMRI検査をしなければわからないというこのジレンマよ。

麻酔に耐えられそうにないっていうのに
麻酔が必要なMRI検査や手術ができるの?

手術はしたい、でも麻酔は危険。

詳しいことを知るためには麻酔が必須のMRI検査が要る。

どっちを向いても八方塞がりな気分に・・・。

一応は、「手術ありき」ということで
計画は進んでいきましたが、
私達はいつまでもそばにいて欲しい、一緒にいたいって思うけれど、
愛犬のことを考えたら、本当に手術ありきでいいの?

もしかしたら手術中に死ぬかもしれないし、
麻酔から目覚めないかもしれない。

家族にも看取られずに無機質な病院の中で
一人死なせるかもしれない。

それよりも、痛みが出たりとか他の抜き差しならない症状が出たら
その都度対処しつつ、自宅で愛する家族に囲まれ、
いつもと変わらない生活を続けながら余生を過ごした方が
愛犬にとっては幸せなのではなかろうか?

家族と何度も何度も話し合い、
心は毎秒毎秒揺れ動き、
先生にも相談し。

それでも決めるのは私達家族なので、
誰も正解を教えてくれない。

でももう手術ができるのは今が最後のタイミングで、これ以上腫瘍が大きくなると、血圧が下がったりなどリスクが高くなり、益々生存の可能性が下がってしまう、ということで、
長くは悩んでいられない。

愛犬にとって、私達にとって
一番いい方法はないのか?

眠れない夜が続きました。
(寝たけど)

高齢チワワの腫瘍 私たちの下した決断は?

5センチを超える腫瘍を抱えながら、
手術もできず、もう手遅れ状態の愛犬チワワ 。

苦しみの中涙ながらに私達家族が決めたことは・・・

手術をしない、抗がん剤治療もしない、
自宅でいつも通りのんび〜り暮らしていく

というものでした。

もしかしたら、そのせいで想定よりも
早く死んでしまうかもしれない。

でもカリカリ血眼になって治療しないから
ストレスが無くなって生きてくれるかもしれない。

それは誰にもわからない。

私たちがカリカリしないでのんびり暮らしていけるのかも。

正直、一番に考えないといけないことは、
私達飼い主の寂しさやエゴより、
とにかく愛犬チワワをあらゆる痛みや辛さ、
寂しさや悲しみから救ってあげること。

それらを取り去ってあげ、
愛する家族と穏やかに1日でも長く、
さりげない日常を続けていくこと、
家族に見守られて静かな最期を迎えてほしい、
これが最大限の私達ののぞみ。

抗癌剤治療くらいしてあげればいいのに、
それってつまりは治療をしないで放置でしょ、
と思う人もいるかもしれません。

私達もできることなら飼い主として家族として、
手術して腫瘍を取ってあげたかった。

抗癌剤治療もしてあげたかった。

でも余命あと僅かかもしれない愛犬に
家族から離して一人、死ぬかもしれない手術を受けさせ、
体力を著しく奪う抗癌剤治療はもう無理だと思いました。

それよりも残された時間を
さり気なくいつも通りに過ごす方が、
愛犬も幸せなのではないだろうか?という気持ちの方が強かったのです。

幸いにも獣医さんは、
私達家族の思いを受け止めてくださり、
愛犬のために万全の体制をとりますと言って下さいました。

責めることもせず、暖かく受け入れて下さったことも
私達にとってはうれしくてありがたかったです。

直接的な治療をしないと、

痛みが来るかもしれない。

腫瘍が破裂するかもしれない。

それはものすごい恐怖だったけれど、
その時は全力でバックアップします、
とかかりつけの獣医さんが言って下さったので、最悪そう言うことも起こり得る、
と覚悟を決め、なるべく毎日ニコニコして過ごそう!と心に決めたのです。

➡︎食欲はない

➡︎睡眠時無呼吸症候群のような発作がある

➡︎足の筋肉がペラペラで膝がガクガク

と、とても良い状況とはいえない愛犬。

毎日毎日が生きてるかな?とドキドキの連続でした。

この選択で良かったのか?

納得したはずだったのに、やはり揺れる心。

余命わずかと言われた高齢チワワ がどうなったのか?

長くなったので続きは次回に。

高齢犬に5cm超えの腫瘍が!手術しない選択をした私の体験談【後編】
我が家の13歳の高齢犬のチワワ(♀)に5cmを超える大きな腫瘍が見つかり、麻酔のリスクが高いから手術も難しいということで、クオリティ・オブ・ライフを考え、その都度対処療法を行いながら、自宅で変わりない生活を送っていこう!と決めた私達。 それでもその考えを押し通して良かったのかな?とか、もしかしたら手術を強行していたら奇跡的に良い方向に進んだのではないだろうか?とか思いがクルクル変わって、苦しかった・・・。 そんな決断の日々を、あの日から1年経った今、振り返ります。 あくまでも『私が』獣医さんとの相談のもと、考えて下した決断ですので、参考程度に聞いて頂けたらと思います。

 

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