我が家の13歳の高齢犬のチワワ(♀)に
5cmを超える大きな腫瘍が見つかり、
麻酔のリスクが高いから手術も難しいということで、
クオリティ・オブ・ライフを考え、
その都度対処療法を行いながら、
自宅で変わりない生活を送っていこう!と決めた私達。
それでもその考えを押し通して良かったのかな?とか、
もしかしたら手術を強行していたら奇跡的に
良い方向に進んだのではないだろうか?とか
思いがクルクル変わって、苦しかった・・・。
そんな決断の日々を、あの日から1年経った今、振り返ります。
あくまでも『私が』獣医さんとの相談のもと、
考えて下した決断ですので、参考程度に聞いて頂けたらと思います。
➡ 13歳の高齢犬のチワワ(♀)に5cmを超える大きな腫瘍が見つかった
➡ 腫瘍はエコー検査でわかった
➡ 検査の費用は病院によって全く違うが
私の場合は、エコー代2,000円・血液検査6,500円・
レントゲン3,000円・CT58,000円位かかった。
➡ 手術費用は30万円は超えると言われた(40万円位?)
➡ 犬にも抗癌剤治療はあって、一定の効果もある
➡ 犬の抗癌剤治療は手術と同じくらいの値段がかかる
➡ 腫瘍はどんどん大きくなって破裂してしまう可能性がある
(最悪死んでしまう)
➡ 手術ができるのか?ガンなのか?転移しているのか?は
CTやMRIなどの検査をしないとはっきりしないが
その検査をしてもわからない場合がある
➡ 犬の腫瘍の余命はわんこそれぞれで一概には言えないが、
うちの犬の場合、そう遠くないだろうと言われる
➡ 年齢と検査結果から手術はできない可能性が高いと告げられる
➡ 手術はせず、痛みが出た場合などの対処療法だけ行い、
自宅でいつも通りの生活をすることを決断する
犬の腫瘍の手術をやめた時に決めたこと
5cmを超える大きな腫瘍が見つかったうちの13歳チワワ。
麻酔をしないCT検査で
大きな腫瘍が単独でお腹に存在していて、
抜本的治療のためには手術がイチバンだが、
麻酔をすると最悪目覚めない危険性が高いので、
詳しい状況を知るためのMRI検査はおろか、
手術するのも難しいと診断され、
悩みに悩んで、手術も抗がん剤治療もせず対処療法だけを行って、
自宅で今までと変わらない生活を送りつつ、
残り少ない犬生を過ごす、という決断を下しました。
それでもその判断で間違いなかったのか?って
毎日毎日考えましたし、
もしかしたら手術を強行していたら奇跡的に
腫瘍が消え、良い方向に進んだのでは?
とか考えては悶々とした日々を過ごしていました。
思いが短いサイクルでクルクル変わって、
本当に苦しかったです・・・。
でも愛犬のために、どんなに辛くても
これだけは守ろう!って家族で決めていたことがあります。
それは・・・
心配した表情や声を出さない、愛犬の前ではいつも笑顔でいる
ってこと。
犬には飼い主の気持ちがわかってしまうので、
悲しい顔見せたり泣いたりしていると心配してしまうんだそう。
ストレスは犬の免疫を下げてしまうということなので
ストレスを与えることは極力避けるように心がけました。
もちろん、
➡無理に薬をあげない
➡食べることを無理強いしない
➡絶えず誰かがそばにいるようにする
ということも徹底しました。
結構難しかったですけどね〜。
とは言いつつも最初はやっぱり心配で
ちょっと何かあっては病院に行って
薬を沢山出され、を繰り返していましたけど。
(スゴイ時で6種類位?の2万円近く?)
その時は腫瘍からなのか?高齢からくるものなのか?
よくわからない症状も出てきて私達を悩ませていました。
飲んでいた薬は
● ステロイド(腫瘍を大きくしない為?)
● 気管虚脱の薬
● 肝臓の薬
● てんかんの薬
● 肺炎の炎症止めの薬
などなど。
てんかんの薬は寝ている時に呼吸困難が出るため、
脳からの誤指令のせいかも?ってことで一時飲みました。
(てんかんの薬は一度飲み始めたらやめてはいけない薬、
と聞いていましたが、やめても大丈夫と言われやめました。)
薬も信じられないくらい簡単に飲んでくれていた
本当にお利口さんなわんこだったのに
薬の量が増えてくるとイヤイヤして飲なくなり、
ご飯まで食べなくなってしまい・・・・。
私達も「薬を飲ませなきゃ!ご飯あげなきゃ!」
って焦ってしまって、わんこに無理強いしたことも
たくさんありました。
サプリメントも飲ませようと数種類 用意してたし^^
でも何をやっても結局対処療法だし、
てんかんの薬などは特に効果も見られなかったので
わんこにかかるストレスを考えて
必要最小限の薬だけにすることに。
飲んでくれたらラッキー。
飲まなくても別にいいよね、明日飲んでくれたら良いな〜
くらいの軽いテンションで飲ませることにしました。
そしたら薬も飲みだしてご飯も食べるようになって
どんどん元気に見えるようになっていきました。
犬の腫瘍 手術しないと大きくなる?
元気を取り戻したように見えるわんこ。
とは言いながら、依然お腹には5cmを優に超える腫瘍が
そこにあることは事実で、いつ破裂してもおかしくない状態。
1ヶ月おきの腫瘍のエコー検査で
腫瘍が大きくなっていないか?チェックをするのですが、
愛犬の状態は決して良くは無いようで
先生たちは正直、いつ急変して亡くなってもおかしくない
そんな風なはなしぶりでした。
愛犬の状況だと腫瘍はどんどん大きくなる可能性が断然高い。
大きくなって弾けて死んでしまうか?
元気がなくなって死んでしまうか?
その日は限りなく近い感じ。
腫瘍を大きくならせないためにステロイド剤が
長〜く処方されていましたが、
そのおかげか?現状維持が続いていました。
でもステロイドを飲むのを嫌うようになり、
先生の方でもあまり長く続けると良くないからということで
途中でステロイドの処方を辞め、あとは神のみぞ知る状態に。
正直、先生たちはもうこれでダメだろう
くらいの気持ちでいたのかも?
次のエコー検査では少〜し大きくなってると診断され万事休す!!
でも何故なのか?
次の次のエコー検査くらいで、
愛犬の腫瘍は5cm超えのサイズから3cmくらいに小さくなっていました。
なんの薬も飲まず、治療もしていないのに!
んなばかな!と話半分に聞いていましたが、
その後の検査でも、別の先生が検査しても結果は同じ
腫瘍は小さくなっている!
「あの時に下した決断は間違っていなかったかもしれませんね」
獣医さんがそう話しかけてくれた時、
心の底からやった!っと思いました。
あの突然のガン宣告から約1年。
口には出さぬとも、それこそ「数ヶ月の命」位に思われていた愛犬は
1年生き抜いてくれ、もうすぐ14歳のお誕生日を迎えようとしています。
人間の年に換算したら3〜4年、生きてくれた感じ?
腫瘍が破裂することもなく、
食欲も元気もそんなに変わらず生き抜いてくれた愛犬。
これはたまたま偶然かもしれないし、
ただ先生が「ガン」だと誤診しただけだったのかもしれない。
けれど。
手術をしていたらきっと弱って死んでいた可能性が高かった
高齢のチワワが、今も生きてそばにいてくれてます。
やっぱりストレスを掛けない生活っていうのが良かったのかな?愛犬の場合。
正直、CTやMRIという近代的な検査が
(高いお金を払えば)人間並にできるようになったといっても
犬は麻酔なしじゃちっともじっとしてくれないし、結果を見るのは結局人だし、
検査したから即結果がわかって、効果的な治療に繋げられるって訳じゃないみたい。
定期的に血液検査をしててもガンは見抜けなかったし、
もう気がついた時には「手遅れ」ってケースも多いって話。
だから定期的に血液検査やエコー検査をすることで
少しでも早く異変に気付けるのかな?って思いました。
うちは血液検査は定期的にしてたんだけどね、
エコー検査は盲点だった・・・(泣)
うちのワンコの体験談は、たまたま偶然腫瘍が小さくなったよ、
ってだけの話で、あんまり参考にはならないかも?だけど、
同じ様に愛するわんこが突然腫瘍があってガンかも?!と診断されて
この世の終わりになっている人の少しでも希望になれば幸いです。
まとめ
今、一応、愛犬の腫瘍は小さくなってて
うまい具合に共存?してる風だけど、
正直どうなるかはわかりません。
でもこのままうま〜く乗り切って
実は長生きしちゃうんじゃないの?って気もしています^^
すぐに死んじゃうかも?って泣き暮らした日々が
ウソのように穏やかな日々。
とは言いながら体には色々な異変が起こっている(ガタがきてる?)ので
これからも気は抜けませんが、毎日毎日を奇跡と思って
楽しいこと・思い出をたくさん作っていきたいと思っています。
とりとめのない長〜い文章を読んで頂き、ありがとうございました。
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